小林素顔 2 weeks ago 自創作「リアクションシューティングガール」のうちの子たち「#リアクションシューティングガール」こと「#雑賀朔」ちゃん 、「#リプライシャウトガール」こと「月が綺麗と言え」略して「#ツキレイ」ちゃん、「#エモジクッキングガール 」こと「#凡百ちゃん 」の三人の自撮りを描きました
小林素顔 3 weeks ago 自創作#リアクションシューティングガール の新キャラ「リプライ・シャウト・ガール」こと「月が綺麗と言え」ちゃん略して「ツキレイちゃん」の立ち絵です #リプライシャウトガール #ツキレイちゃん
小林素顔 4 weeks ago 黒い十字架の街からまた、インターネットに絶望した絵師たちがMisskey.ioの街に訪れていた。クリスマスの夜、.ioのローカルタイムラインの表通りでは絵師たちの「うちの子」たちが真っ赤なサンタ帽とファーコートをまとって歩道を練り歩き、互いに手のひらで練り上げたカスタム絵文字を投げつけあって「MerryChristmas!」とリアクションを交わし合っている。暗い碧色の空にエメラルドの月が煌々と照って、この街だけはまだ救いがある、と信じるクリエイターたちのから騒ぎが、平日の夜だというのに高らかに響いていた。 「いい景色だねえ」 壁一面にデジタルサイネージが施された、表通りの両側に並ぶビル群の屋上でひとり、虹色のスナイパーライフルを持った地雷系の少女――雑賀朔が佇んでいる。雑賀朔の手にしたライフルと腰に下げた二挺のリボルバーは共に虹色の外装で、Misskeyサーバーの街の中でリアクションを「撃つ」ためだけに作られたものだった。雑賀朔はその虹色の銃を持って、Misskeyサーバーの街の住人たちを励ますカスタム絵文字のリアクションを撃ち込む「リアクションシューター」として、日々を過ごしているのだった。 少女の眼下に伸びるローカルタイムラインの表通りは、ビルの壁面に映し出された.ioの絵師たちのクリスマスイラストと、街灯やショーウインドウを彩るイルミネーションで煌々と輝き、碧色の夜空に向かって光芒を伸ばしそうなほどだった。表通りの真ん中を貫く車道では、若葉マークをアカウント名の横に付けた「Super New User」によるご挨拶イラストや、.ioに居ついた神絵師たちのクリスマスイラストが、繰り返しリノートされて何度も駆け抜けていくのが見えた。 「イブに独りでMisskey?」 ビルの屋上の縁から覗き込む雑賀朔の背後に、音も無く現れた人影があった。落ち着いたトーンの少女の声に雑賀朔が振り向くと、オレンジとブラウンで織られたツイードのミニワンピースの少女が、拡声器を片手に立っていた。 「それはお互い様じゃない? 『ツキレイ』ちゃん」 「ツキレイ」と呼ばれた少女のアカウント名は「月が綺麗と言え」だった。ツキレイは、鮮やかなオレンジの制帽を制帽を直して、同じくオレンジのパンプスの足を進めて、雑賀朔に近づく。 「こんばんは朔ちゃん。パーティーとかは?」 ツキレイが訊くと、雑賀朔は虹色のライフルを抱えながらその場に屈んだ。 「家族とやって、終わったとこ。そっちは?」 雑賀朔が訊き返すと、ツキレイは鼻で嗤って答える。 「途中で飛んできたとこ。ひどいんだよ、聞いて? こっち3人むこう3人で合コンするはずだったのになんか向こう7人ぐらいで来て『人数多い方がいいっしょ?』みたいなこと言い出すから厳しさの中にぶち込まれちゃった」 「それは厳しい」 雑賀朔が苦笑いすると、ツキレイは深くうなずく。 「もちろん。こっちはSNSのタイムラインに張り付くような偽装陽キャなのにさ、6人でもギリなのに二ケタ人数乗ったら無理だって。分かってねえよな」 そう言って、ツキレイも屋上の縁に立って、眼下のローカルタイムラインの表通りを見渡す。するとそこに、ハイライトに載ったのか、3ケタリノートのイラストを載せたノートのホログラムが、車道を走っていくのが見える。 「あ、よねこさんのにゃんぷっぷーだ」 すぐさまツキレイは口元に拡声器を近づけて、深く息を吸い込み、叫ぶ。 「「「可愛いいいいいいいいい!!!!!!! よねこさんマジ神絵師いいいいいいいいいい!!!!!!!」」」 すると、音が割れた拡声器の裾から、立体化したゴシック体の姿の「具現化したリプライ」が高速で飛んでいき、見事、ハイライトのノートに引用リノートととして通知されたのだった。 「よーっし、届いた」 満足げなツキレイの横顔を、雑賀朔は微笑ましく眺める。 「元気だねえ相変わらず」 「もちろん」 ピースサインで応えるツキレイを見て、雑賀朔も立ち上がり、虹色のスナイパーライフルを構える。 「ほれ、見てなさい」 スコープの中央にハイライトのノートを収めて、雑賀朔は引き金を引いた。パカーン! と乾いた音とともに発射された「尊い」のカスタム絵文字は、ハイライトのノートを打ち抜いて、「リアクション」としてキラキラと弾けた。 リプライとリアクションを受け止めたノートが表通りの向こうに消えていくのを眺めながら、二人は向かい合ってグータッチして、改めてMisskeyサーバーの街を寒空の屋上から見渡す。 「いいよねえ、Misskeyって。わたし大好きだよ。クリエイターに優しいし、わたしみたいな何も作ってないひとでも居やすいし」 そう言うツキレイに、雑賀朔は腰のリボルバーを片方抜いて、顔の横で掲げてみせる。 「ツキレイちゃんもやる? リアクションシューティング」 その問いに、ツキレイは莞爾して首を振り、自分の拡声器を掲げてみせる。 「わたしは『リプライ・シャウト・ガール』なので。『リアクション・シューティング・ガール』先輩のお邪魔はできねっす」 その答えに、雑賀朔は弾けるように笑って、ツキレイも釣られて笑顔になる。 「ツキレイちゃん年下だっけ?」 「同学年だよ。でも.ioはわたしまだ1年生」 「あそっか」 ふたりはまたローカルタイムラインの表通りを見下ろし、少し黙ってから、同じタイミングでうなずく。 「綺麗だねえ、.ioのローカル」 「めっちゃ速いけどね」 ツキレイの言葉に、雑賀朔は閃いた表情を見せて、言う。 「来年はさ、うちらの相互さんでやろうよ、クリスマスパーティー」 雑賀朔の問いに、ツキレイは自信たっぷりの笑顔を見せて、うなずいた。 「もちろん」 Misskey.ioのサーバーの街が今後、いくつのクリスマスを繰り返すのかなんて誰も知らない。ただ言えることは、幾度でもクリスマスを繰り返したいという願いが、この.ioのサーバーの街に、それは銀河の星の数ほどに、存在するということだ。 時計が午前零時を刻んで、碧色の夜空が一層深まるごとに、十二月の空気は冴え冴えと冷えて、.ioの街を照らすエメラルドの月の光はその輝度を増し、ビル群の屋上に建つ二人の少女の未来を照らそうとしているかのようだった。 「メリークリスマス!」 #リアクションシューティングガール #フェディバーシティ・コネクション #MisskeyWorld