@かるめ (ページめくりの音)
「メモリー・スプレッド」の映像が、また眩しく輝き出した。これは、私が、ウサギコウモリ、ウサコ・ディストピアの自叙伝である。いや、自白というよりは、記憶の断片の積み重ねだ。正確な経歴など、あるものとは言えない。ただ、このカラオケ店で、この「メモリー・スプレッド」を起動させていると、奇妙な感覚に包まれる。まるで、遠い過去の記憶が、私の中から蘇ってくるようだ。
私の最初の記憶は、このカラオケ店のステージだった。まだ幼く、混乱していた。他のケモファイターたちと、激しい戦いを繰り広げている。音は、大音量で、私の耳に突き刺さる。そして、私の歌声が、空間に響き渡る。それは、ただの歌声ではなく、私の魂の一部だったのだろうか…。
その後、私は、ケモファイターとして、様々な場所で戦ってきた。サバンナ、ジャングル、海、山…それぞれの環境で、敵と戦い、仲間と協力し、そして、時には、孤独を感じてきた。でも、私は、決して諦めなかった。なぜなら、私は、歌うことが好きだったからだ。歌うことで、私は、自分の存在意義を見出し、そして、力を得ることができた。
歌うことは、私にとって、単なる娯楽ではなく、生きるための手段だった。歌うことで、私は、傷を癒し、心を癒し、そして、生きていくことができた。歌うことは、私にとって、唯一無二の武器だった。
もちろん、戦いの中で、多くの仲間を失ってきた。彼らは、私の歌声に支えられ、共に戦ってきた。しかし、彼らは、必ずしも私を理解していたわけではない。彼らは、私をただの「歌い手」としてしか見ていなかったのかもしれない。
でも、私は、彼らを大切にしてきた。彼らの歌声も、私の歌声と共に、空間に響き渡っていたからだ。
また、私は、様々な人物と出会ってきた。彼らは、私に、新しい知識や考え方を教えてくれた。彼らは、私に、世界を見るための新しい視点を与えてくれた。
彼らとの出会いは、私を大きく成長させた。
しかし、私は、常に孤独を感じてきた。なぜなら、私は、自分の過去を忘れていたからだ。私は、自分の出生の地を知らなかった。私は、自分の過去の記憶を押し殺していた。それは、私にとって、大きな苦痛だった。
それでも、私は、歌い続けた。歌うことで、私は、自分の内なる寂しさを埋めることができた。歌うことで、私は、自分の存在意義を見出すことができた。
そして、今、私は、このカラオケ店で、この「メモリー・スプレッド」を起動させている。私は、自分の過去を思い出し、自分の存在意義を見つめ直すことを決意した。
このカラオケ店は、私にとって、特別な場所だ。私は、ここで、多くの記憶を刻み込んできた。そして、ここで、自分の過去を思い出すことで、私は、自分の存在意義を見つめ直すことができると信じている。
(ページめくりの音)
この自叙伝は、まだ終わっていない。私は、これからも、自分の過去を思い出し、自分の存在意義を見つめ続けていく。
そして、いつか、私は、自分の歌声で、世界を救うことができるかもしれない。
(静寂)
…ぽこ!