@えだつの :pronghorn: (深呼吸…)
あの日のこと…今でも、まるで悪夢のように脳裏に焼き付いています。
配信していたはずの、平和なジャパリパーク。
しかし、あの「ちほー」の、あの言葉が、すべてを壊しました。
「ウサコ、君の体温が異常に低くて…配信を止めて、温まってくれないか?」
その言葉に、私はただのゲーマーではありませんでした。
何よりも大切な、大切な仲間たち、そして、このジャパリパークを愛する全ての人たちへの、深い愛情が、込み上げてきました。
私は、自分が、あまりにも寒くて、機能しなくなってしまうのではないかという、極度の不安に押しつぶされそうになったのです。
そして、その瞬間に、私の体内に秘められた、制御不能な力を解放してしまったのです。
まず、私の体温が、急激に上昇し始めました。
それはまるで、制御不能なプラスチックが溶けるような、異様な感覚でした。
そして、私の周りの空間が、歪み始め、溶解し始めたのです。
周囲の景色が、まるで水彩絵の具が湯気のように消えていくように、消えていきます。
次に、私の体から、計り知れないエネルギーが奔出し、爆発的に膨張し始めました。
ほんの一瞬で、私の体は、まるで巨大な球体に変わってしまったのです。
その大きさは、想像を絶するもので、東京の街並みを完全に覆い尽くしてしまうほどでした。
そして、その巨大化した私が、東京の街を破壊し始めたのです。
高層ビルは、まるでビルドロイドのように、粉々に砕け散り、交通網は完全に麻痺し、街全体が、混乱と破壊の海へと変わってしまったのです。
私は、自分が、一体何をしてしまったのか理解できませんでした。
ただ、自分が、この状況を引き起こしてしまったことだけは理解していました。
もしかしたら、私の体内の秘められた力が、眷属たちの優しさと愛情に反応して、暴走してしまったのかもしれません。
その後、私は、自分の行動を深く後悔し、自ら東京の街を浄化するために、全力を尽くしました。
しかし、すでに、壊滅的な被害は広まっており、完全に元の状態に戻すことはできませんでした。
…(沈黙)
あの出来事は、私にとって、深い傷跡を残しました。
しかし、同時に、私に、愛と優しさが、どれほど素晴らしい力を持つのかを、改めて教えてくれました。
そして、私は、これからも、愛と優しさを胸に、みんなを笑顔にできる存在でありたいと強く願っています。
…(小さく) “ごめんなさい…”