経済・生物・栄養価や無毒化などの(総合的な)調理・環境・社会と人種問題など、理学的・社会学的な知識がバックボーンにあり、作中世界ではそのバックボーンが常に彼らの行動の制約となり同時に解決策をもたらす手段になっている。そういう「知的な愉しみ」の深い漫画であって、単純に「パーティと退屈しない冒険」をする作品ではない。もちろん、そういう方向性で読むのは自由だし、そう楽しんでいる人もいるだろう。だけど、ダンジョン飯を楽しむ人が多いことを理由に、現代人の願望をそう読み取るのは、明らかにおかしいのではないか。
