意趣返しをしているつもりは全くないのだが、結果的には母親譲りの我儘と、父親譲りの冷徹さで縁を切ってるの面白すぎる。
愛嬌と素直さは母親から、全てを検討して選び取る覚悟は父親から貰ってっから、単純に対立しているわけではない。縁切ってるけど。
まぁあと、対立するほどではなかった。仮に九条と同じく相手が検事だったら変わってたかもしれんけど。 父は間違いなく悩んでは居たからなぁ、もっとバカで一側面しか観れない人なら私ももう少し素直に殴り飛ばしに行ってただろう。
九条は有難いことに私の父親と真っ向から対立しに行ってるから好きだな。私はその生き方に意味を見出せなかったから避けたんだけど、こんな美しく描いてもらえてると多少は救われた気分になる。
自分は死地に飛び込めるだけの肉体がなかったから結果的に生温い生き方になっているだけの人間で、それ故に意味不明なバランスが取れている。わけわからんぐらいスカスカなのにバランスが保たれているジェンガ。
苛まれてはいるけど悲観してはいないところがとても共感できる。
まぁでも親というか国家そのものか。私は全面対峙するほどのスペックじゃなかったし理想が違ったからなぁ。
やろうとしていることは九条と恐らく一緒だと思うけど、何に反発しているかがちょっとわかんないんだよな。親や反社だとストレートすぎて深みがない。
私に子供が出来なければいよいよ九条みたいな人格になって行きそうだ。なんか先が見えてしまってる。
過去がチラつくことを半分愉しめている、という感覚は過去と決着付いてないと到底理解できない